開催概要
この度、天文学・宇宙物理学に関する国際サマースクール 「宇宙距離尺度の新時代」を開催するのに合わせて、公開講演会を開催いたします。 みなさまのご来場をお待ちしております。
なお、すでに定員に達するご予約がありましたので、 申し訳ありませんが今後の予約や当日の来場はお受けできません。
タイトル
- 「宇宙のはしご・宇宙の花火」
日時
- 2015年6月29日(月) 19:00-20:30
会場
- 東京大学伊藤国際学術研究センター
- 伊藤謝恩ホール(地下2階)
お問い合わせ
- 公開講演会事務局 cdschool_public (at) astron.s.u-tokyo.ac.jp
- (at) をアットマーク @ に変えてください。
プログラム
6月29日
18:00 - 19:00 | 開場・受付 |
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19:00 - 19:05 | 開会あいさつ |
19:05 - 19:20 | サマースクールおよび講師の紹介 |
19:20 - 19:50 | 宇宙のはしご |
19:50 - 20:00 | 休憩 |
20:00 - 20:30 | 宇宙の花火 |
20:30 | 閉会 |
講演者
土居 守 (東京大学大学院理学系研究科・教授) | |
講演者経歴: 1964年愛媛県生まれ。博士(理学)。東京大学理学部助手、プリンストン大学客員研究員(併任)などを経て、2007年より東京大学理学系研究科天文学教育研究センター教授。専門は観測的宇宙論および銀河天文学であり、東京大学アタカマ天文台プロジェクトを率いる一人である。第9回・第11回天文学会欧文研究報告論文賞(共同)受賞。共著に、「宇宙を見る新しい目」(日本評論社)、「宇宙のダークエネルギー」(光文社)などがある。 | |
Richard de Grijs (北京大学, Kavli Institute for Astronomy and Astrophysics・教授) | |
講演者経歴: 1969年生まれ。1997年、オランダ・フローニンゲン大学で博士号取得。米国・バージニア大学、英国・ケンブリッジ大学、英国・シェフィールド大学などで精力的な研究を進め、2009年より北京大学教授。専門は銀河天文学。国際天文学連合East Asian Regional Office of Astronomy for Developmentの共同代表など学界でも指導的な役割を果たす。2012年 Selby Award受賞。著書に「An Introduction to Distance Measurement in Astronomy (天文学における距離測定入門)」(Wiley社) などがある。 | |
Shrinivas R. Kulkarni (カリフォルニア工科大学・教授) | |
講演者経歴: 1956年インド生まれ。1983年カリフォルニア大学バークレー校で博士号取得。同大学博士研究員、カリフォルニア工科大学助手、准教授などを歴任後、1992年からカリフォルニア大学教授。ミリ秒パルサーや褐色矮星の発見者として知られている。2002年ジャンスキー賞など受賞多数。 |
参加申し込み
定員
- 400名 (多くの皆様からご予約を頂いているため、定員を増やしました。)
参加費
- 無料
予約特典
- ウェブから予約して頂いた方、先着100名様に当日記念品を差し上げます。
予約フォーム
- すでに定員に達するご予約がありましたので、 申し訳ありませんが今後の予約や当日の来場はお受けできません。
会場アクセス
東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール
交通機関
- 「本郷三丁目駅」 -- 東京メトロ 丸ノ内線/都営地下鉄 大江戸線
- 「東大前」駅 -- 東京メトロ 南北線
- 「根津」駅・「湯島」駅 -- 東京メトロ 千代田線
- 「御茶ノ水」駅・「御徒町」駅・「上野」駅 よりバス
アクセスマップ
協賛・後援
「サマースクール ―宇宙距離尺度の新時代」並びに公開講演会は、以下の各機関からの協賛・後援によって開催されています。
- 伊藤国際学術研究センターシンポジウム
- 東京大学大学院理学系研究科
- 同附属ビッグバン宇宙国際研究センター (RESCEU)
- 自然科学研究機構 国立天文台
- 公益財団法人 天文学振興財団
- European Union's Seventh Framework Programme
- 日本学術振興会 科学研究費助成事業
- 一般社団法人 学術コミュニケーション支援機構
画像について
図案
- 宇宙で距離を測定するためには、様々な指標を用いて段階的に遠い天体までを求めていきます。この手法は「宇宙の距離はしご」と呼ばれ、今回の講演のタイトルにもなっています。これになぞらえて、ポスターの図案は、明治9年(1876年)に描かれた錦絵(浮世絵)「東京名所八代洲町警視庁火消出初階子乗之図」から採られたものです。遠くを見渡したり建物に上るために、梯子は重要な道具の一つでした。燃えにくいように、水を含んだ青竹で作られていたと言います。絵では旧来の火消しの装束を装い、梯子の上で曲芸を披露しています。江戸時代以来現在まで、日本の消防隊は「出初(新年の始まりの式典)」でこの仕来りを続けています。
天体画像出典
- © 東京大学 大学院 理学系研究科
- © ESO/IDA/Danish 1.5 m/R. Gendler, J.-E. Ovaldsen, C. C. Thöne and C. Féron